衆議院選挙最終日を迎えるにあたって
早いもので、衆議院選挙は明日最終日を迎えます。私たち自由民主党は、東京12区では与党統一候補である、太田あきひろ前国土交通大臣の支援をしています。そして比例代表は、私も名簿登載者の一人である「自由民主党」へとご支援賜りますよう、まずはお願い申し上げます(比例代表の投票は、政党名のみ有効ですので、「自由民主党」とお書きください。お間違え無いように)。
さて、この度の解散総選挙での大きな話題の一つが、民進党の解体と希望の党の設立、そして希望の党に「排除」された立憲民主党の誕生でありました。そして小池知事の「排除します」と「(民進党議員全員を希望の党に受け入れることは)さらさらない」との発言は非常に印象的でした。
政党の構成員には理念と政策についてある一定の同一性が必要ですが、急ごしらえ且つ民進党の受け皿としてできた(と思われる)希望の党の小池代表が、いきなり「排除する」と言ってしまったのですから驚きました。
宗教家で政治指導者でもあったマハトマ・ガンジーは、「弱い者ほど相手を許すことができない。許すということは、強さの証だ」と言いました。民主政治の目的は多数派をつくり正しいと信じる政策を実現することですから、できるだけ「排除」しないことが重要です。
また小池代表は、「大改革」や「リセット」という言葉を多用しますが、同じくガンジーの言った次の言葉はどのように響くでしょうか。「善いことは、カタツムリの速度で動く」。実は保守政治の父と言われるエドマンド・バークも「我々は誰しも変化の大法則に服従しなければならない。それゆえに、我々人間の英知に実行できることは、この変化を目に見えない形で穏やかに進行させる配慮である」と言いました。
私は、「わが国の歴史と伝統の中に、秩序ある進歩を求める」。このことこそ保守政治の王道であり、国民を幸せにする正しい道筋だと信じています。このたびの衆議院選挙で私が議席をいただくことができるならば、こうした理念と哲学で、全国民の代表としてひたむきに努力していきたいと思います。明日、最後の一日も、全力で駆け抜けます。