公明党・共産党・都民ファーストが支える小池都政
都政がいま激しく動いています。現在開会中の都議会第1回定例会で、今日(3/27)改めて、小池都政の実態が非常に明確になりました。築地・豊洲問題をきっかけに、公明党・共産党・都民ファースト等が小池都政の与党、自民党が野党の立場になりました。小池与党のこの組み合わせには、極めて大きな違和感があります。公明党と共産党が共闘を組んで進めているのが、小池都政の実態という現実…。これを都民・国民はどう思うでしょうか。
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さらに不思議なのは、第18期都議会(平成21年~25年)では、自民党・公明党・民主党(現在の都議会での名称は東京改革議員団)の3党が中心となって、築地市場の豊洲移転予算を可決してきたにもかかわらず、小池都政になって以来、市場問題、特に豊洲移転の責任をどう果たして行くのか、公明党と民進党(東京改革議員団)からは全く言及がないことです。ちなみに、第18期都議会の第一党は、民主党でありました。議会人として議決の責任をどう感じているのか、ぜひお聞きしてみたいものです。
なお、都議会自民党は、予算委員会審議日程の一日延長、それが出来ないならせめて3時間の延長を主張し動議を提出しましたが、公明党・共産党・都民ファーストを中心とする小池与党連合に、残念ながら否決されました(延長申し出の理由は以下のとおり)。
都政はいま、非常におかしな方向に動こうとしています。私たち都議会自民党は、これからも二元代表制の一翼を担う都議会第一党として、都政の正しい道を追求し、一歩一歩着実に歩んでいきます。
予算特別委員会一日延長の申し入れに関する緊急声明
東京都議会自由民主党は昨日、鈴木隆道・予算特別委員長に予算審議時間の不足という理由を付して、審議日程の一日延長を申し入れました。これは3日間にわたる予算委員会審議を通じて、特に市場問題に対する知事の不十分な答弁により実質的な議論が深まらず、こうした事態に大きな危惧を感じ、予算特別委員長への申し入れ及び各会派の理解と協力をお願いしました。
予算特別委員会の理事会を開催すべく、交渉役が断続的に協議を行なっていましたが、協議が整わないまま、自民党以外の理事会メンバー(公明・共産・民進・都民ファースト・ネット)が、委員長や議会局担当職員に連絡もせず、都議会を退出してしまう事態がおこりました。職場放棄ともいえるこのような事態は、都議会の歴史の中でもいまだかつてない無責任極まりない行為と言えます。
私たち東京都議会自由民主党は、この間特に都民の関心の高い豊洲・築地の市場問題に関して、都民に出来るだけ正確かつ詳細な情報を提供するために、予算特別委員会の審議時間を一日追加して欲しいと申し入れたに過ぎず、ましてや昨日小池知事が「市場のあり方戦略本部」なる新しい庁内組織を突然立ち上げることを発表したのですから、この問題に対応するためにも追加の審議時間を、党派に関係なく議会人として要求するのは当然のことと考えます。
平成29年3月25日
東京都議会自由民主党
幹事長 高木 けい