新年おめでとうございます
平成二十八年元旦の東京はまれにみる快晴。地元の氏神様である王子神社の歳旦祭で、今年も私の一年が始まりました。
今年の干支は丙申(ひのえ さる)。
丙とは火が燃え盛ること、申は勝(まさ)るとか伸(の)びるの意味とも。この年は政治的な変革や経済の活況、株価の乱高下などがあると言われます。アベノミクスの新たなステージ(新三本の矢)が成果を出すには、良い年回りであることを願います。
国の示した方針に対して、地方がその受け皿を作ることは大切です。GDP六百兆円、出生率1.8、介護離職ゼロ。いずれも極めて高い目標ですが、地方自治体がそれぞれの地域事情に合わせて、この方針を実現すべく努力してはじめて目標は達成されます。東京都は着実にその実現を目指していきます。そしてその先に、私たちの目指す「世界で一番の都市」があると信じます。
皆様のご指導のもと、私は今年も変わらず全力で頑張ります。
旧年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、本日1月4日は、毎年私たちの仕事始めです。今年は王子神社境内で午前11時から、江戸消防記念会第10区(北区・板橋区・練馬区)の皆さんによる「階子禊祓(はしごみそぎばらい)」が8年ぶりに行われ、来賓として参加してまいりました。第10区の皆さんが、1月6日東京ビッグサイトで挙行される東京消防出初式において「はしご乗り」を披露することから、これに先立ち安全祈願のために行われたものです。
間近で見るはしご乗りは大変勇壮で華麗。地上5メートル以上の高さで繰り広げられる演技に圧倒されます。今年一年の無病息災、平和と安全と繁栄を願う幸先の良い行事。お招きに感謝するとともに、参加できて大変幸運な一年の始まりとなりました。