自民党総裁選を終えて
■ 石破茂新総裁が誕生
令和6年9月27日に行われた自民党総裁選は、石破茂新総裁の誕生で幕を閉じました。
3年任期の自民党総裁ですから、この9月の総裁選は既定路線でしたが、去る8月14日、岸田総裁が今回の総裁選に出馬しないことを表明して以来、激しい選挙戦が繰り広げられました。
私は青山繁晴参議院議員の総裁選への出馬を模索しましたが、残念ながらそれは叶いませんでした。
しかし、自らの役割は自民党の再生であり、それはとりもなおさずわが国を護ることにですから、思想信条や政策が最も近く、3年前も支持した高市早苗候補を自民党総裁にすべく、連日努力を重ねてきました。
結果は、決選投票まで進みながら二位に甘んじることになり、高市早苗候補を自民党総裁にすることができませんでした。
応援いただいた全ての皆様に、改めて心から感謝申し上げます。高市早苗応援団の一人としては、とても残念ではありましたが、公正な手続きによって選ばれた石破新総裁ですから、自民党の新しいリーダーとして、私たちを引っ張ってただきたいと思います。
折しも、衆議院解散総選挙が近くなってきたと言われています。私にとって初めての小選挙区(東京都第12選挙区)での戦い。どのような状況になっても勝ち抜いていく強い決意で、一歩一歩進んでいきます。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
#東京12区
#北区
#板橋区
❖衆議院選挙区が再編され、#東京12区 は板橋区側に大きく広がりました。(12区エリア 北区全域、及び板橋区蓮根、高島平、新河岸、舟渡、坂下1丁目27・29〜41 坂下2〜3丁目、東坂下2丁目、相生町)(上記以外の板橋区全域が東京11区)
■政治はどこまで行っても「人の所作」
私にとって、国会議員として自民党総裁選に関わるのは、今回で3回目。そのたびに感じるのは、政治はやっぱり「人の所作」であること。それを古い体質とか、昭和のやり方と言うのは、少し違和感があります。
つまり、人の行動の動機には、理性や感情、思想信条や好き嫌いなど様々な要因があり、一人ひとりの判断基準は明らかに違います。
だから同じ設問(例えば総裁を選ぶこと)に違う答えが出るのであって、その答えを議論や投票によって多数優先に集約していくことが、いわゆる「民主的手法」です。
一人ひとりの判断基準は極めて多様で、特に自らが所属する政党のリーダーを選ぶ際には、国家観や思想信条だけでなく、今までの人間関係、年齢や生き様まで関係してきます。
自民党内部の派閥が解消され、一層「選び方の自由度」が高まったことも事実です。党内人事や組閣においても、そうした側面は当然あります。
石破新総裁の人選の基準はどういうものなのか、これから少しずつ明らかになってくるでしょう。
■注目点は挙党態勢をつくれるかどうか
総裁選の決選投票は、215対194ですから、党内を二分する戦いでした。
しかも石破新総裁と高市候補の政策は、リベラル対保守と評されるように、対極にあるほど相当な開きがあります。
これを一致協力できる体制にすることができるかどうかは、生意気な言い方をお許しいただければ、偏に権力を掌握した石破新総裁の器量にかかっています。
この度の自民党総裁選では、政治とカネの問題に区切りをつけること、すなわちそれは自民党が変わったと国民の皆様に見ていただくことができるか、いわゆる「刷新感」を出せるかどうか、また経済財政政策をどうするか、安全保障とその財源は、消費税は…などなど、石破新総裁に課せられた課題は数限りなくあります。それをみんなで乗り切っていく組織づくりと人事の工夫こそ、リーダーの役割なのではないでしょうか。
■衆議院解散総選挙は極めて間近
10/1の首班指名の後、組閣→所信表明→各党(衆参)代表質問…と続き、党首討論または予算委員会を開いて解散…。
早ければ10/9解散、10/15公示、10/27投開票との日程が有力とも言われています。そのような日程で、わが国内外に山積する喫緊の課題に対して、政策の議論はどこまで深められるのか?
いずれにしても、私はどのような状況になろうとも、改めて3期目の議席獲得へ向け、全力で頑張ります。皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。